若年性痛風とは?
痛風とは以前は、年寄りがかかる贅沢病と云われていましたが、ここ20年あまりで患者数は4倍に増え、患者数は全国で約100万人とも云われています。
発症のピークは、現在30代がもっとも多く以前と比べて『若年性』と云われる基となっています。
突然襲う強烈な痛み
痛風の原因は、おもに血液中に潜む老廃物である『尿酸』です。
この尿酸が一定量に達すると、足の親指の付け根やくるぶし、膝、足首、などに蓄積し腫れ上がって激しい痛みを伴います。
この症状は、尿酸が大量に作られ続け、尿酸値が下がらないと中々収まりません。
その間、一週間以上冷やしたりして腫れや痛みが退くまで待つこともあります。
痛風は主に男性の病気
男性が圧倒的に多い病気で、女性は全体の1〜2パーセントしかいません。
女性ホルモンが、尿酸値の上昇を抑える為と言われています。
尿酸値が7mg/dl以上のある人を「高尿酸血症」といいます。
主にその中から発症する(全体の75%ほど)と云われていますが、正確なメカニズムはまだ解明されていません。正常な尿酸値でも発症する場合もあります。
発症の原因はアルコールを摂取した事による肝機能低下、脱水症状やプリン体を多く含んだ食物の大量摂取、急激なスポーツ、ストレス、遺伝的要因などが考えられています。
プリン体と尿酸値
最近よく言われているプリン体ですが、プリン体は体内で代謝され尿酸に変わります。
レバー(鳥、豚、牛)、砂肝、ささみ、かつお、いわし、マアジ、白子、大正エビ、車エビ、明太子、ビール |
しかし、プリン体は食物で摂取しなくても体内で生成されてやはり尿酸に変わります。
それは新しい細胞を作り出す時に必要になる為です。
この事をふまえて、最近ではプリン体に限らず普段の食事の取り方を考え直す事が大事です。
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